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ねむれないあなたへ
絵画寄贈
絵画寄贈
11月30日、岩手県宮古市の
崎山貝塚縄文の森ミュージアムへ根岸君夫画伯の絵画を寄贈するのに終始立ち会った。当絵画は2011.3.11地震津波災害の1年後に
田老海岸を背景に描写したもので、11月30日の寄贈後、崎山貝塚縄文の森ミュージアムの施設内にある収蔵庫へ保管。同日田老海岸を訪れ造成中の防潮堤あたりからその遠景を視察したが、初めて訪れる私が見ても、田老港一帯は津波災害によって全くその原型をとどめてない状態、と言ってよさそうで、とにかくその場での表現を失った。あれから5年以上を過ぎ、いまだに復興事業の続く中、同施設(崎山貝塚縄文の森ミュージアム)内では文化課なども関連し復興事業の職務に追われている様子で、そのさ中に粗末ながら寄贈の式を拝し記念撮影、収蔵庫へ保管されるまでを私も手伝い、又そのさまを見届けた。同じ志によるものも含むだろうと思われる数十点の絵画がそこに既に保管されていることも印象的であったし、展示にかかわる公庁などの建替えもまだ手を付けていない箇所もあるそうで、今日の段階ではどの絵がどこに展示されるかどうかもまだ定かではない、というのが現状とのことだし、それを説明する担当の方の心苦しい様子もまた印象的であった。人と人の心を結ぶ絵画の力、それを描写する画家の想い、それらがまたいつかこの先陽の目を見る日を私も共に期待したい、我々の未来への備えのために。
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