どんぐりの背比べ
自分にとって、本当に自分にしかわからないことだけれど、ある転機みたいなものを迎えたのかもしれない。これを機に、と言っても多分だけれど、自分は何も変わらないはずだし、むしろ変えようとはしないだろう、どちらかと言えば。「転機」と表すには、何かきっかけみたいなことがあるだろう、そのことだけを書いておこう。自分の作る曲は・・・そう、自分の作った作品を自分で何らかのタイミングで試聴する際、私は。それらの作品、楽曲を、聴こえてくるままに、素直に聴くことをこれまで自分に許さなかった。今日初めて、自分の作品を、自分の作品一覧で聴いても、そこに並ぶ者同士あれやこれやと背比べを始めなかったのだ。みんな生まれたまま、同じままの姿で私の耳にとどいてきて。そういうことも季節の色のせいかな。
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