Ryoji Suzuki Memo

わりと安易に『頑張る』と言ってしまう。『頑張る』とは、社会の全体の大きな流れでは、「正しい」だったり「正義」だったりで、何かにつけ「頑張ろう」とか「頑張れよ」と、共用語かなんかのように、自然に言い合ったり、時にはマジで励ましあったり、ということが日常なわけだけれど、自己の内面に対しては「『頑張る』の、やめようよ」とか、「もう頑張らなくていいよ」とか、言ってもいい、ということに、ようやっと気づきつつある。『頑張る』ことで、自分にストレスを溜めている、ということがあるんじゃないか。『頑張る』ことで、身体と心に無理強いをしているのではないか。「もう頑張らなくていいよ」と、自分に問いかけたとき、「涙」がでた。なにか目覚めたような気さえした。そのときは、いったいどういうメカニズムで、何がどうしたんだか、自分自身の自覚を伴なっているわけではないけれど、日常にある、良く耳にする『頑張る』ということと、何か違う『頑張る』が、自分の中に自然とあって、その無理矢理に『頑張る』という呪縛のようなものから解き放たれた時、本当の『頑張る』の意味に気づけるのかもしれない、そんな体感をしたのであった。頑張らないのは難しい。

トップドッグ＆アンダードッグ「＝勝負」

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