自分で調理をするのに、料理の味付けでは、主に塩、醤油、味噌、砂糖などを用いるわけだが、調味料や水量の配分に計量カップや計量スプーンは使わない。特に『塩加減』を大切にしていて、醤油は色付け、香り付けに用いる傾向の強い私だが、そのレシピの中には、あえて醤油、味噌がメインで塩を用いない料理もある。甘み、旨みは素材が醸し出す甘味を考慮し砂糖、酒などを加える。塩は天然塩(天塩)を用いている。塩を指でつまんで適時パッパッと振るわけだけれど、塩の用い方で大方味は決まるし、素材そのものの持つ風味を活かすにもそのほうがよい。そのときの『塩加減』というところが、料理に対する自分にとっての楽しみを、特に維持させてくれていたりする。
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