深夜の首都高で中野へ向かった。途中、笹目橋付近手前の埼玉側から、やや北よりだが東の空に昇る『半月』が視界に入ってきた。まだ街のビル灯りに近い位置、地平線間際ではその『半月』はオレンジ色をしていたが、ほどなく黄色とオレンジ色の中間くらいの色になって、板橋区あたりでは進行方向の正面に見えるようになる。首都高のトンネル内は普段も暑いが、ここ連日の猛暑もあって、さらに非常に気温が高くなる。車窓を開けてトンネル内の空気に触れると、体感ではゆうに40度を超えているな、と予想ができるほどの温度。走行中なので風を切るカタチにはなるが、熱風とかいうより、衣類のその風が触れた部分が大変熱くなることに驚いた。中野長者橋で首都高を降りるが、30度近い温度であろう、出口付近から夜の普通の車道に合流するところでさえ涼しく感じる。さっき見たオレンジ色した『半月』。どうやら「暑い」と言っていた、そんな色だったのかな、と、オレンジ色を脳裏に浮べ、ぼんやり思い出したりしているとじきにリハーサルスタジオに到着、となった。
RAGAROCKリハーサル
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