楽曲
音楽を楽しむのに制作という過程がある。楽曲作品が世に出るまでには、いうなれば原石の段階から原曲(原曲にはいくつか定義がある:アレンジや加工がされていない状態又はカバーされる前のオリジナル曲、等)状態を経て、編曲者、時には演奏者の感性やスポンサー等様々な権利者や投資者の意思を伴い、そこに携わる方々皆さまの思いを引き継ぎながらやっと陽の目を見る、というずいぶん長い物語になるのだろうが、そういったことの云々は実際商品を手にとるユーザーの楽しむことには直接は関係してこなそうだ。私のここで言う「制作」とは、楽曲そのものを創作している段階、つまり作曲者として、演奏者や編曲者とのコミュニケーションの大元となる当の楽曲を形にする段階のことであり、そこを「楽しむ」といえることがもしあったなら、それは極めて稀であることだ、とも思っている。
PR