Ryoji Suzuki Memo

自分が厭う表現に『比較』という言葉がある。嘗て（今でもあるだろう）webなどで「『比較』サイト」が横行していたり、あるときからそういった一辺倒な情報の蔓延に対し何やら「嫌気」がさしたのが主な原因か。『比較』するということは元々日常茶飯事なことで、それらは物理次元上あらゆるところで用いられる動作ではある筈だろうけど、自分の観念では「境界」と共に特別な感情や反応が起こってしまう表現となってしまっている。『比較』といえば「優劣」「高低」「善し悪し」と、いずれにしても相反するものとして「評価」を下すか、そういった「差別」の要因を生み出すところに、何か「考えすぎ？」もあってか、平和的観念を併発してしまうのがここ最近の自分の事なのかもしれない。自分は、今は人生の中でそういった時期にあるのかもしれない。それでも生活の中で自分が何やら選択する際は、自分の観念において、意識していようと、無意識であろうと、付いて回っている筈の『比較』という表現、それらによるなんらかの判断をおこなっているのが実情だろう。今朝は寝起きにふと湧いたイメージがあって、それは「比較のない世界」「境目のない世界」というものであった。そんな想像に自分独自の抽象世界を重ねたところ、それはそれで、アメーバ状のなんだか解らないものが混ざり合ったある意味おぞましい視覚イメージが浮んで、それは又それで何やらゾッとした。

精神世界とか物理次元とか

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