Ryoji Suzuki Memo

問題解決の『糸口』を掴んだ。この記事のタイトル自体を「解決」にするか『糸口』にするか、一瞬悩んだけれど、気持ちとして、また、現状としては「問題解決」と言えるまでには、ややもすると、年月がかかることもあろうことなので、ここでは『糸口』を選ぶことにした。『糸口』と、書き始めては見たものの、案外『糸口』という言葉は興味深いかもな、とも。『糸口』を、類語辞書で見たところ「端緒」という表現もあるのを再認識したことが収穫か。自分があまり使わないだけで、「端緒」という言葉を目にする事も少なくないな、そういえば。ところで話を戻そう。昨日までの記事で、ひとつの問題に取組んでいた様子を、それこそ「端緒を開く」思いで書き綴っていた訳だけれど、実際、コミュニケーションでその『糸口』を掴んだ感覚は、手応えとしてしっかり身体に感じている、そういうことが普段でも有るような無いような、つまり小さなことなら日常いくらでも実感を得ているのだろうし、大きなことなら確かな手応えを感じることはめったに無いような、そんなところなのかもしれない。何かの始まりであるような気を特に感じもしたのだが、実際は大きな流れの途中経過に過ぎないよな、などなど思考を重ねると、その得た感覚がだんだんぼんやりしてくる。思考と感覚の入替るような瞬間を、今このメモを綴りながら体感してもいるのだろうか。だとするとそれも珍しいか。

糸口と端緒（たんしょ）

---