昨日は『無』を感じた。悲しみの感情の中
、冷静さを失った自身に気付きながらも自
分の通常なら感情の充満した意識の衰滅や
納まりを経てからようやく冷静さを取り戻
すわけだが、その最中でさえ中々冷静には
なれない。昨日は炸裂した自身の感情、そ
の意識の脇にあたかも転がっているような
『無』の存在にたまたま気付いたこともあ
って、その『無』を「ヒョイ」と拾い上げ
、選択し、意識をその『無』に投じたわけ
だ。そしたらどうしたことだろう。それま
で荒かった呼吸に身体が勝手に反応し、い
つのまにか修復され落ち着いた呼吸を取り
戻して尚落ち着いた心持ちへと瞬時に変容
しているではないか。怒りや悲しみの感情
から意識的に抜け出ることはたやすいこと
ではない。『無』を感じ、意識にその『無
』を選択することで、一瞬にして冷静さに
身をおいていながら直前の感情の噴出をも
自覚的な意識に残しつつ、穏かな時の流れ
に存在していることの出来る自分を知った
この経験は、生まれて初めての気付きのひ
とつともなった。
むー
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