歩く
昨日は天気も良く、所用の機会あって5~6kmほどの距離を歩いた。中でも聴覚のコンディションが良かったせいもあってか、普段気にも留めないような『音』に意識が向き、新鮮な感じを得た。車道を行き来する自動車のエンジン音。他、近づいて遠のく音では接するタイヤとアスファルトの摩擦で起こる回転音など。更には自分の間近を飛来する野鳥の鳴き声までも。季節の便りがそこかしこに心地よいこの時期に歩く。その体験を敢えて顧みると。何気ないきっかけで実際歩きだしてみてから諸々の音や風景を実感した自分。時折何かに気付いた自分。そんな自分が、ささやかで暖色な季節感に包まれた、或いは豪華な感動を天からプレゼントされたような心持にさえなれた。
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