Ryoji Suzuki Memo

天邪鬼


私には自身で知る自分の特徴に『天邪鬼（あまのじゃく）』と他人から言われる面がある。この「天邪鬼」的性格というか反応というか。簡単にいえば「右と言えば左」「黒と言えば白」といったあたりから、皆が「それが良い」とすれば「反対」と言い、しまいには「残念な結果に・・・」の時などは、「良いことじゃん」など、おおよそ人の気分を損ねる反応を示したり「よっしゃあ！」と完結、皆が切り上げるような場合には一人物憂くはみ出し、決まりを悪くしたり、ことのタイミングを外したり・・・。常々の場面でそういった反応をするわけではない。それだし、そのような反応は、より親しみを感じる者たちへのアプローチであったり、特には若いころの初心（うぶ）な感覚のことでもあって、今はもうそういったことは、たとえ意識に持ち合わせていたとしても心のうちで抑えてしまっているだろう。けれども、私は私なりにその反応や気持ちの中に自分の感覚として大切なことが眠っていることをよく知っている。が、これらの感覚をあらたまって表現する機会は中々訪れず。

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