Ryoji Suzuki Memo

前回の続き｜普段の会話の中にも何かしらの「喩え話」として『裸の王様』の表現が時には出てきただろうし、もしかしたら自分も使ったことあるかな、でも、なんとなく覚えているのには、自分はその表現を「使った」というより、相手が持ち込んできた話の流れに対し、自分なりのイメージを伴った受け答えをしたのに過ぎなかったのかも知れない。自分なりのイメージとは、「真実を見ない」または「真実が見えない」という人の描写とか、「まわりにおだてられる」ことで「気をよくする」それか「満足する」というばかりで、そこに偏ってしまい勝ちな人の描写とかがそうだろうか。「良いことばかりしか言わない」「良い点ばかりしか見ない」という人の場合で、何かこう自分の満足みたいなこと、自分にとっての経験や結論、自分のことばかりを持ち出すようなニュアンスが前面に出てくるような人へも『裸の王様』という表現、似合うのかもしれないね。

おわり｜裸の王様【その①】

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