知らなければ、自分の行いにどうということもなかったことでも、後で知ったことで、とんでもないことをしてしまったように思えることがある。知る前の『知らない』ゆえに進行したであろう、そういう偶然や流れもあいまって知ろうが知るまいがそうなっただろう、としても。後で知ろうと知るまいと、そこに存在する起きた現実。知る前の納得できていた事象、知った後でその色褪せていくさま。知らずにいて、更に立場を超えて感じたこと、喜び。知った後で、立場や関係に気づき消え行く感動。知ったことで傷ついた者、知っても変わらない者。隠していたわけではないけれど、知らしてはいない者。知ってはいたけれど、気にも留めていない者。知るも知らないもない者。
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