近所に鴨川という川が流れている。ベッドタウンと呼ばれるわが街ではあるけれど、自然の風景があまりなく、ただひたすらに平らな土地が特徴で、わずかな田んぼや畑、雑木林は今でこそ減ったけれど、40年も前なら雑木林を流れる水路にザリガニくらいは見つけることができたし、カブトムシ、クワガタなどはよく採りにいった。当時、夏は光化学スモッグ注意報の発令は当たり前で、セスナ機が飛んできては「うがいをしましょう」「目の痛み、など~」のアナウンスが上空から放送されていたし、小学生の頃は、特に夏場は夜空はいつでも霞んでいるもの、と記憶に残っている。最近の排ガス規制や都市の条例で自動車による大気汚染は当時より緩和したのか、そういえば夏でも夜空に星が見えることは、ここ十数年は増えてきている。
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