Ryoji Suzuki Memo

前回前々回から続く｜ここで私は『心象風景』と「現実のやりとり」ということをごちゃ混ぜにしている自身の傾向を自己に対し危惧する。かと言って、逐一浮かんでしまうものを取り去ることなど自分に対してどうしたらよいのかわからない。そこで私は対人との関係に於いてその相手との「相手にとってのやりとりのあり方」やその特徴を把握しようとしたり、自己の気持ちや感情をとりあえず置き去りにするか二次的なものとしてでも、やりとり自体に「その人のテンポにあわせた表現」として、「自己の対応のあり方」に含むよう、それらを更に付加させるわけだが、そういった自分の姿勢ややり方にもう限界を感じ始めてきているか、その自分自身のあり方に疑問を持ち始めたりしてきている。とにかくかみ合わない。自分は勝手だ、とか、自分は劣っている、とか、いわば自身に対する自己批判ももう表面的な自分騙しにしか思えず、我ながら深刻だ。こういった自身のあり方の話題に『心象風景』という表現を持ち込んでいること自体、誰から見ても「誤り」とみなされるだろう。

つづく｜次回は「フィルター」

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