土木技術にまつわる『トンネル』の歴史は、ドラマも含め、悲惨なものから名誉な話まで、有史に数限りなくその事例や施工例、秘話まで存在している。また最近では「リニアモーター」に関する最新技術や、海底トンネル、資源トンネルなど、車道や鉄道だけでなく新しい技術として『トンネル』の関わる話題に限りはないはずだ。その『トンネル』の技術や恩恵に直接関わる方々からすれば、その『トンネル』の真実をしらない者の「たわごとのひとつ」ともいえることもあるだろう、「『トンネル』から抜けられない」などの表現を「自身のありさま」にあてはめる者に対し。私はふと『トンネル』をなんの脈もなく浮かべてはこのメモを書き出したのだけれど、実際の『トンネル』と、イメージ表現としての『トンネル』、その似通う部分と「そうとは言えない無数の事柄」を思いめぐらしては、何か自分の感じるいくつかのことを書き表そうとしていたところに向かう途中で「まったく収集のつかない状態」になった自分に驚いた。物事を書き記す前に「もう少しなんとかしないとな」と、またまた繰り返し自身に思った。これもある意味「惰性の『トンネル』」と言えるのか。いや、計画性のない者に『トンネル』の表現は似合わない、私には『トンネル』を語れない。
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