Ryoji Suzuki Memo

想像や感情、考えることと目の前の現実との絡みで、人の心はしばしば暴走する。人にせよ集合体にせよ離れることが最善の手段とした場合、人と人との結び付きが強ければ強いほど、その引き離しには難を極めるだろうし、近かろうが遠かろうが、相手と自分の気持ち、相互の気持ちの違いが受け入れられないくらい独自の観念を強く持つ者のことなら、その環境に対する居場所を確保することが極めて難しくなるのも常だろう。積もり積もったストレスや、如何ともし難い人間関係、どうにも受け入れ難い環境下などで、それらを克服し、強くも弱くも、その状況から意図的にも偶然にも抜け出す事ができるのなら、ときにはその『暴走』のエネルギーも使いようがあるだろうか。その暴走の挙句に、のっぴきならないことに至ってしまうことも、決して珍しい訳でもなく、そこに至るまでは脆い体裁でありながらも、とどめは強烈な意志や信念によって自らを傷つけることさえできてしまうのも、人間ならでは、生き物ならではなのだろうなと、今はそんな思いに耽っている。

『生きたい』という「からだ」の声を聴こうね

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