自分の生きてきた時代は昭和であり平成だ。よって「手紙」の文化から「電子メール」に至る遷移を実感して来ている。便箋に想いの丈や機密情報を記し、封書に入れ相手に届ければまずその内容が自分と相手の他の人の目に触れることは限りなく少ないだろう。電子メールは手紙と同じではない。筆跡が直筆ではないゆえに、いくらでもコピペできてしまう。他人にわざわざ見せようなどとしなくてもその文書内容はいくらでも複製、拡散することができる。世の中や人類がやがて進化し、人の様子を感じとることで、相手が何を思っているのか、くらいは理解できる様なそんなコミュニケーションをする時代はそう遠くはないだろう、と、自分は未来を創造する。シェアして欲しくないような内容をグダグダと書き綴るより、誰が見てもかまわない、誰にでも大いに見せてやる、そう思えるような言葉をテキストに載せ、人に見られる心配を抱えたりそのようなストレスに煩わされない、そういう気持ちを文書に込め綴っていきたいと自分はそう強く思うんだ。
壁に耳あり障子に目あり
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